お笑い界とロック界は意外と近いのかもしれない、という私のちょっとした思惑を確固たる信念に変えたのがこの一枚だ。
鬼才ニール・イネスによるラトルズの、笑えそして泣けるこの一枚、ビートルズファンならば必ず聴いてほしい。
"Major Happy's Up And Coming Once Upan A Good Time Band"というパロデイ丸出しのオープニングにKOされること間違いなしだ。7曲目の"Hey Mister !"のエンディングでは、"Helter Skelter"でのリンゴの叫び声が聞こえてくる。ここまで来ると笑うことも忘れて逆に感心してしまう。そもそもメンバーは、実力派のミュージシャンなのだし、ニール・イネスにしても、ポール・マッカートニーやレイ・デイヴィスあたりに通じるソングライターとしてのセンスを持っている訳だから、純粋にこのアルバムを聴いたところで感動してしまうんだろうなあ。
14曲目の"Shangri-la"では、オアシスやキンクス、そしてビートルズをほうふつとさせ、文句なく泣けます。こんなことはニール・イネスにしかできない。ニール・イネス恐るべし。格好いいとは思わないけど。